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キルギスの皆様、こんにちは
本来は、私がビシケクを訪問して直接皆様にご挨拶すべきところでありますが、この12月は日本では師走(しわす)とよんで、先生(師)までが走り回るほどに忙しい月でありまして、今回はこのような代読という形で失礼いたします。
キルギスの12月の風情はいかがなものでしょうか?
すでに厳しい冬将軍の到来を受けておられるのでしょうか?
日本の北部や高い山はすでに深い雪に覆われ、すっかり冬景色となっております。
さて、いよいよ本日は皆様の日ごろの努力が結実する、「第1回日本語作文コンクール」の表彰式ですね。
自信の程はいかがでしょうか?
ものすごく頑張って自信のある方、マイペースを貫きそこそこ自信のある方、あるいは思うように筆が進まずちょっぴり不安な方、皆さん十人十色の思いで今日のこの時を迎えられたことと思います。
しかし、皆様のその努力は、日本−キルギス両国の友好発展に貢献した証として、今ここに確かな足跡が残されました。
この努力を続けられることにより、将来必ずお一人お一人がすばらしい友好の掛橋になられるものと固く信じております。
この「第1回日本語作文コンクール」の成功は、ガリーナ会長をはじめとしたキルギス日本語教師会の皆様や、キルギス日本センター所長でキルギス日本人会会長の遠藤氏をはじめとしたキルギス在住日本人の皆様の努力なくしてありません。
特に、実行委員会と審査員の方々には、多大なるご努力をいただきました。
皆様方に対し、ここに深謝の意を表します。
さらに、東京の斉藤猛(さいとうたけし)氏(株式会社ジオフィール社長)には「第1回日本語作文コンクール」の意義にご賛同いただき、賞品購入資金の一部をご援助いただきました。
同じく、島根県総務部国際課様には、参加賞のガイドブックをご提供いただきました。
この場をお借りして感謝の意を表するとともに、皆様方にご報告いたします。
「子供たちのために」、と言うスローガンで活動を始めたヒューマンアンドジオサイエンスにとって、若い方々が必死で取り組まれた「第1回日本語作文コンクール」はとても心強いものでありました。
このため、第2回以降の日本語作文コンクールも続けて協力したいと考えております。
私共は、世界平和を構築するのは武器やお金の力ではなく、人と人が顔と顔を合わせて信頼関係を築き上げる以外に方法はない、と考えております。
今日本語を学んでおられる皆様方は、その先導的役割を担うべき重要な人材であり、今後のご活躍とご成功を心から祈ってやみません。
大変ありがとうございました。
2002年12月21日
ヒューマンアンドジオサイエンス ジャパン
岩 田 昭 夫