KYRGYZSTAN キルギス


第3位作品


 子供達のために私ができること

キルギス日本人材開発センター 4年
ツォイ・イリ−ナ


子供達は私達の未来だという意見に誰でも賛成すると思います。でも大人達は子供達のために 何ができるでしょう。ただ子供を産むだけではなく幸福な未来を保障するべきでしょう。私はそのことについて自分の娘ができてから考えはじめました。

子供達にとっては、一番大切な物は何でしょうか。もちろん、家族とか健康とか教育などがとても大事だと思います。キルギスの子供達の人口は210万人です。その中から家族がいない子供たちの人数は、20パーセントだそうです。そのような浮浪児は家がなく両親もいないからよく少年院に入ります。その理由はいろいろな犯罪です。強盗と盗難の件数がじょじょに増えています。しかし犯罪の深刻さは刑期と比べて大きな不釣り合いがあります。

私は法律家なのでその問題について2年前法的調査をしました。少年犯罪減少させるために、 少年と働いている国家機関の仕事のやり方に改善を加えなければならないと結論を出しました。そして子供達にとっては、 刑期を短くすれば再犯の件数が減るはずです。そのために刑法法典 と少年犯罪に関係している法律を改正しなくてはいけないと思います。

その調査の結果については関係している 省庁と国際機関の代表者の前で発表したことがあります。でも何も全然変わっていません。このような子供達を助けるための法整備を今やりはじめても結果がすぐ見られないかもしれませんが やらなければなりません。

去年十月にエルミーラという女の人と知り会って心臓病院の子供達について話しました。キルギスで心臓の手術を 必要としている子供達の人数が急激に増加しているそうです。エルミーラさんの話では手術代はとても高くて大部分の両親がそのお金を払えないということです。キルギスにいい医者がいるのにお金がなく病院の設備も古いから、おおぜいの子供たちが病死しています。

エルミーラさんの娘さんも三年前心臓手術を受けました。その時、エルミーラさんは必要なお金がなかったのでいろいろな所で頼みごとをしたり記事を新聞にのせたりして、やがて必要なお金を集めました。今娘さんはお元気でとても活発な女の子です。「両親にお金がなかったらどうなるでしょうか」と私が聞きました。「子供達は病死します」とエルミーラさんはため息をついて言いました。その話の後で私は子供達のためにできることが分かりました。心臓病は、 援助を早くすればするほどいいのではないかということです。

彼女の話に感動して三人のグループで心臓病の子供達を 助け始めました。最初に心臓病院へ行って手術を一番必要としている子供達のリストを作ったり子供達の写真をとったりしました。そして 病歴をほん訳しました。それからいろいろな人々にその子供達について知らせました。その結果、二人の赤ちゃんが手術を受けました。今バキットベックという二歳の赤ちゃんが自分の番を 待っています。バキットちゃんは今年手術をうけなければ病死の可能性があります。

バキトちゃんのような子供達が多くいることが分かってチャリティ組織を作ることにしました。 その組織を作ってインターネットで病気の子どもについて情報と写真をのせるつもりです。それだけではなく、またキルギスの事業家にその問題を知らせる予定です。その組織は将来心臓病の 子供達を助けるセンターにしたいです。

結論として私は子供達のためにできることが二つあると言いたいです。 一つ目は、法的調査を通じて法整備をすることです。 二つ目は、心臓病の子供達のためにスポンサーをさがすことです。

今たった一人の子供でも助けることができるのであればそのために何かするべきだと思います。

 

 

 

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