KYRGYZSTAN キルギス


第2位作品

 

子供達のために私ができること

 

東洋言語文化大学 5年
ウラコワ・マハバット

 

 子供の問題は現代のどの国でも第一に考えられる問題であると思います。開発途上の貧しい国々はもちろん、どんなに優れている国でも子供の問題を抜きにして将来のことを考えることは出来ません。国と社会の将来は子供にかかっているからです。また、「子供の様子を見ればその国の将来がわかる」といいます。国が子供達に対してどんなことを行なっているのか、子供達の生活状態や教育程度からその国を判断することが出来ます。いい洋服を着ていて元気よく学校へ行っている子供の数が多い国は高い水準を示しています。逆に子供達が小さいの働いていたり、学校にも通っていないというような国は難しい状態といえます。

 国が子供を育てているのは国の将来を築いていることだと思います。しかし、どのように解決するか、どうやって援助するかというのは難しい問題です。これは独立したばかりのキルギスにとって特に難しいことです。

 一番の問題は子供達が学校へ行っていないことです。教育がない子供達は将来もないと思います。どうして行っていないかというと行くためには洋服と教科書、文房具などを買わなければなりません。それを買うどころか毎日の食べ物を買うお金がない場合も少なくありません。そんな条件で暮らしている子供達を支えるために政府といろいろな組織が社会的援助や医学、慈善の援助などを行なっています。この援助が子供たちを支えていないとはいえません。でも、残念ながら、今ある子供の問題をすべて解決はしていません。

 私の考えではほかのプログラムに費やしているお金を子供の教育に使う方がいいと思います。なぜならば、どんな援助でもそれは無限ではありません。いつか終わります。一回や二回助けてもいつまでも助けることは出来ません。どんな資源にも限りがあります。また援助が終わると子供達もそのあとまた退学したり、お金のために働き始めたりするかもしれません。

 現在は形式主義的なことが多いと思います。これは教育体制の現場でも増える一方です。それとともに熟練した教師もたりません。私は教育体制を強化して子供達に十分な教育をするのが大切だと思います。そうすれば子供達は誰にも何にも依存しないで生きて行くことが出来ると思います。

 十分な基礎教育を受けた子供は大人になった時、自分だけではなくて家族や社会を養うこが出来ます。そして、その教育をみんなが受けられるような特別な学校を作らなくてはなりません。それはお金がなくて学校へ行けない子供達が生活をしながら勉強が出来る学校です。私は卒業して社会に出てからこの考えが実現出来るように頑張りたいと思っています。自分自身が今何をしているかといえば、友達と一緒に本や洋服やお菓子を持って孤児院へ行っています。色々な子供と話し合っています。それは大河の一滴ですが、それも必要だと思います。しかしこのような事は一時的なことです。子供達を本当に助けられる教育を強化して、未来に向かって現在の子供の世話をすることが大切です。将来立派な社会を作るためにも現在の子供達を助けなければならないと思います。

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